2012年11月22日木曜日

I gradually understand, don't you think?


もういくつねーると、おしょーがつ
おしょおがつにはもちくって、えかき、へこき、ねまくるの
はーやくこいこい、おしょーがつ
いやこないで、まだ、だってインドネシア離れられない!


はい皆さん、お元気ですか?

だんだんここの雨期の状態が分かってきました、結構突然降ってくるんですよ、
晴れてたりしても、日本だと雨期ってなんかずっと、暗くてじめじめして、なんか薄暗い気持ちになりますが、こっちは違うんです、晴れてて、すこやだなと思ってたらパシャーってやってくる。でもって、バイクの人が多いから、みんなポンチョみたいなレインコート着てさっそうとトラフィックジャムをくぐり抜けていく感じです、
で今日も途中から雨が降ったんですが、なんか何だろ、バイクのって雨うけると
すっごい笑っちゃうんですよね、自然があって、それで雨バシャーッだから爽快で、今日もずっとバイクの2ケツ目で笑ってました。



はい、んなこたぁどうでもいい!

今日はずっとみんなから会った方がいいとか、やっぱあの人の影響はでかいよとか、
言われてこっちにきてから、黒いシルエットとなって僕の頭に登場してきていた
EKO NUGROHO(以下エコさん)さんに会ってきました。
なんか売れっ子アーティストで、とてもすごい家に住んでいると聞いてました。
元来、有名とかに僕弱っちゃうんですよ、まじで情けなや〜なんですけど、権威とか有名とかそういうの先行して意識すると、ほんとなんか途端に、別にっ、って拗ねちゃうんですよね、拗ねちゃっても、誰も知ったこっちゃにゃい、だからそんなわけで勝手に壁作ってる感じの人いるじゃないですか、あれに近いな僕は。はぁ、ださ。

はい、てなわけでエコさんの家に向かいます。
以前、紹介した郊外のエリア、アーティストが今移り住んで来始めているエリアに家はありました。って本当にここらへんはいいんですよね、田園風景が広がって、川が流れていて、のどかでキレイで、やっぱ金がなければ住めない地域なんですけど、できたらそんなところで素晴らしい家族と夜にワイングラス、ちーんしたいですよね、ってふわふわっと出てきちゃった妄想。


はい到着です、がーん、でかっ、きれい、しかもロケーション抜群、そこに座るWoWok兄さんが違う人物に見える、なんだアートマーケットてやつはこんな風な風景を僕に見せちゃうのか!



そんなわけで、家に入るとアシスタントの人たちが4、5人働いています。そして何でしょう、車とかを管理しているおじさん、植木の手入れしている人、そしてまたインサイドオブハウス(家の中)、まじで成功の匂いがしている、くんくん、ふわー、あぁこれが成功の匂いかって感じ。それでスタジオで待つことにします、何でしょう、こういうじらしの時間って、あの面接のときの特有のあれがありますよね、あれって何だ、って分かるでしょ?



で、さっそうとやってきました、スターの登場であります。

EKO NUGROHO
















エコノグロホ、幾度かこのブログでも名前を出させてもらいましたが、改めて僕の見解で言いますと、ここジョグジャのストリートアートブームのキーパーソンです。僕が見えてきた若いアーティストの作品の傾向の影響源に彼が関わっています。で今日は作品を見せてもらうというより、そんなブームのことや、若いジョグジャのアーティストのこと聞きにきました。そして、いろいろと質問して喋りました。



同じようなアートフォームで作品を作る若い世代のことをどう思うか?とか、商品になるような作品(Tシャツとかイラストとか、コミックとか)を作ることに専念して作品の内容がどんどん希薄になっているような状態をどう思うか?とか、いろいろ投げかけたみましたが、僕の記憶では明確な答えは聞けなかったかなって思います、むしろそれらの質問にたいしてすごくポジティブに、彼はオープンに若い人が参加できるプロジェクトを設けたり、ごく自然に彼らと話したりしている、って話しをしてくれました。そのあとで彼が言ったのは、世代は世代ごとにそれぞれの問題や意識があってそれは、他の世代とは違うものだからそれぞれ新鮮で、驚きをもっている、その中からクリエイティブなものが生まれてくるかどうかは分からない。だけど、ポジティブに働きかけ続けている、というようなことを言ってくれました。勝手に解釈すれば、彼自体も大丈夫かな?って思っているけど、それ以上にもっと自分たちで環境を作り、消費していけば、いいものができるんじゃないか、って発想だったんではないかと思います。また美術館がないこの町では、コレクターが作品を唯一保有する人で、そういう環境の中で生まれてくる必要性みたいなものがあるんじゃないかい、みたいなことを言ってくれました。

特に彼の初期のそういった活動の中で、コミックのプロジェクトはいいなと思いました。
アーティストだけじゃなくて、作ったことのない人、また複雑な環境の人にコミックを描かせるんですが、どう描くかは教えません、その前の人が作ったコミックを参照してそこからアイデアをもらったり、自分でそれを膨らませて独自のものを描いたり、一冊ごとにそれぞれいろんな人が参加しているんですが、そのコミックが続けば続くほど参照元が膨らんで、また様々な人が参加するから色んなアイデアがどんどん生まれてくる、なんていうか小さいけど、独自の発展みたいものが具体的に目視できる感じがして、面白いなって思いました。って何言ってるか、分かる?




僕また拗ねちゃうかなって思ったけど、今日は違いましたね。彼は歳もそんなに離れていないせいか、その上すごくオープンでかつ気を使ってくれる人だったので、僕も自分の作品の話しとかしちゃって、でも何か伝わってくれて、いろいろ作品の話しできて、なんていうかこういう雰囲気は、ネガティブにはならないなと思いました。きっとそうやって色んな若い人と接しているんだろうな、一方できっとこのジョグジャの責任みたいのもあるから、独自にいろいろプロジェクトを建ててるのかもなって思いました。子供みたいな意見ですいません。

そんなわけで、「また遊びにきてよ」、ってこんな有名人なら僕は一生拗ねることないのに!って思った。いい人だわー。

それでそのあと、エコさんがお薦めのレストランに行きました。
その間に色んな変なものがあったんですが、途中だったんで何だったんだろあれ?




そのあと、WoWokさんとDinaさんと色々話しながら、
何ですかね、まぁ少し混乱してるんですが、ジョグジャのストリートアートブームをもうちょい考え直そうと思ってます、それはそれでこの町の1つのブランドになっていて、確かにだめなものもたくさんあるけど、勿論いいものもある。
初めこの町に着いたとき、グラフィティの多さに感動しましたが、何ていうか、そういう率直な部分て、別に悪くないのかもな、もしくは何となくこの町にフィットしているのかもなって思いました。

はい、そんなわけで、少しずつ理解を進めていってます。



今日はここまで、ずっとアートの話しばっかでごめんね、ってアートのために来てるんだい!あ、あのこの前さらっと、名刺交換したモンドリアン財団ツアーのキュレーターのおっさんがメールくれました、ウェブサイト見て作品に興味があるからもっと詳しく見せてくれだって、大丈夫か?ぜんぜん話してないんですけど、でも繋がりは大切に、トイレはキレイに!だよね。


ではでは地球の皆さん、おやすみなさい。


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