2012年11月17日土曜日

WoWok Ass Holl Night vol'1 - みんな友達の巻

1日1歩、3日で3歩、3歩進んで2歩下がる
人生はワンツーパンチ、汗かき、べそかき、歩こうよ
あなたのつけた足あとニャ、きれいな花が咲くでしょう


はい皆さん、お元気ですか?
セニョリータ、そんな求めないで、まだ喋りたりニャーイ。


今日は土曜日、もうこのブログを読み込んだ皆さんなら分かってることと
思いますが、土曜日はいつだってまじやば、なんです。
今日だってそう、いつだって君はそう!いつもそう!
そんな風に土曜は僕を変な場所に連れて行くのさ!

てなわけで、今日はいきなり寝てたら、朝方、爆音のダウンビートがこのKUNCIに
響きました、なんかほんと地響きかっ!ってくらいばしばしビートを朝方5時くらいに刻んでいく。え?こんな朝からレイブですか?しかもこんな市街地で?ってくらい
僕ちんの睡眠をばんばん邪魔してくれる!すぐやむかと思ったら、これがなんとずっと続く、てなわけで、ぜんぜん寝てねんだ俺、意味不明な爆音が部屋を出る15時くらいまで
続いてんだよ、いくら土曜だからってやりすぎじゃない?
でもいいんだ、だってここはジョグジャなーい、へい、こんなことでびびってたらダメだよベイビーってわけ。



それで腹立ち半分、腹すき半分、ぷんぷんぐうぐうの僕はさっそくチャリで爆音鳴る方に、
そしたら、このKUNCIのすぐ裏側にはでっかい広場があるんですが、そこにいつまにか特設ステージが建ってて、それでそこでなんかMCが意味不明なくらい爆音で喋ってる、どう考えてもスピーカーの配分間違えてる、そしてそこに輪をかけて、客1人もいないの!
なんだこれ?シュールすぎる、そんなの気にしてもしゃーない、なんたって今日は
WoWok兄さんのオーガナイズしたでっかいMusic Event があるからさ。



それでそのまま、ラングーンギャラリーへ。ギャラリーでライブ?そう、僕だってそう思った、だけどやってんだもん、でっかいギャラリーなんで庭があるんですが、そこをライブしている人がばりばり汚してます。さすが兄貴!ただならぬものばっか集めてきたようです!


はい、で、ちょっとショーブレイクがあったので、その間にMes56でオープニングパーティがやってたんで、そこに行きました。そしてそこに、興味のあったフェイフーくんがいたので、急遽作品を見せてもらうことにしました。彼はMes56の中に住んでいたのです。




Yudha (フェイフ)
















Mes56のメンバーである彼は写真で主に表現しています。それぞれ作品は、物と人が何かしらの関係をもって結びついて映っています。僕の気になったのは、ブルーシートをぐるぐるに固めたものを人が頭で支えている写真。フェイフくん曰くブルーシートはインドネシアの屋台や家、工事現場、様々なところで使われていて、インドネシアを表すメタファーとのこと。それをぐるぐるにして、ギャラリー空間と思われるところで人が頭で支えているのですが、すっごいぶっ飛んだ私見ですが、もの派の系譜を勝手に読み取りました。素材はそれほどエレメンタリーではないですが、インドネシアのメタファーを人の身体によって関係し、それを1つの空間の変化として捉えている写真のように思いました。




菅木志雄さんの写真や榎倉康二さんの写真を勝手に想起しちゃいました。写真あんまり見てないんで、ほんとうにいい加減な見方で申し訳ないのですが、、
ただなんか彼は中国系インドネシアンで、ちょっとそれが関係しているのか分かりませんが、東アジアと東南アジアを合わせた感性の独特さを感じました。




さて、再び場所を戻して、兄貴のイベントIndonesian Net Audio Festival 1 へ。



そして、やってきました!FRAU!



会場は溢れんばかりの人、そして静かに彼女のピアノと歌声にみんな聞き入ります。
てか、本当によかった。彼女の歌声ははっきりとして、ピアノはそこに緩やかな濃淡をつけていきます。昔、大学1年くらいのとき、友達と無理してRay Brownのライブをブルーノート東京に聞きにいったことがあったんです、ウィスキー呑みながら少ない思い出を引っ張りだして、はぁとかふぅとかそんなような種類のものを彼のベースに投げ込んでたんです。だけど今日は違った、すっきりと彼女の歌声が心に届きました。





そんなわけでライブを終えて、さて飯でも食って寝んべ、ってわけなんですが、
アンダリクさんの薦めがあって、1人のアーティストを訪問することになりました。
明日の朝までしかいないからとのことです。

Lampung
















コミッションワーク(企業と提携して制作されるもの)をスタジオ制作していたところにお邪魔しました。ジャガルタで野外展示されるとのことで、ジャガルタの交通状態の悪さを背景にした作品です。車にジャガルタの地図をプリントしてそれで最終的にはその車の下にマネキンの足だけを17個つけて、荷台に木炭をのせてフィニッシュとのことです。
どことなくオールドスクールな匂いのする作品。何人かのアーティストとコラボレートして作っているとのことで、スタジオ内わいわいして楽しそうだったな。




そしてさて帰るかと思いきや、WoWok兄さん「ここで帰ったら、KUNCIから蹴りとばすぜ、アスホールメーン」ってことでセカンドパーティーへ。
めちゃくちゃ人いんの、やっぱ音楽って凄まじい、知らない人も知ってる人もごちゃまぜになってわいわいでダンスィンオールナイトでございます。


そしてWoWo The Rock ことWoWok兄さんスパークリングナイトで、「アスホールメーン」の大感謝祭、いやー帰ろうとするたんびに「ビールのタワーをおごれ」とか「どのキムチール(あまりにひどいスラングで説明できません)がいいんだ?」とか、もう帰れないの、でどうにか雑踏に紛れて出てきました。

それでぼうっと夜道を散歩して帰ってきました。たぶん3時くらい。
まだまだ土曜の路上には人がたくさんいて、みんなそれぞれに友達と話したり、ギター弾いたり、屋台もひっそりやってて、ここはほんとに賑やかな町だなって思いました。



ではでは、地球の皆さんおやすみなさい。


Somebody's life and My life

幸せって、何だっけ?何だっけ?
うまい醤油のある家さ。

はい、皆さんお元気ですか?

日々更新されていく色々な出来事、そして明日には何があるかなんて
誰も分からない、そしてそんな中、僕も毎日ブログをアップ、誰かもブログをアップ、
様々な出来事やブログが乱立する中、ここに来てくれた皆さん、
ほんと、あ・り・が・と

今日はざっと見たきたものを流していきますね。
WoWok兄さんの企画したイベント、Indonesian Net Audio Festival の初日でお馴染み
ケダイカブーン(Kedai Kebun)でトークセッションと称してインドネシアのネット音楽ネットレーベルの皆さんが集まって話していました。
ちなみに明日はライブの日で、FRAUっていうかなり泣けるお薦めの人もやってくれるので
すっごい楽しみなんです。





そこで時間を過ごして、そしたらアシスタントの子から電話がかかってきて、
「面白い舞台を見に行ける」とのことで、レストランで待ってたらジョネット(すいません、まだ名前が曖昧なんですが)という演出家の人が迎えにきてくれて、それでその舞台のところまで案内してくれるとのことになりました。


話しを先に済ませてしまうと、舞台のある場所はソロという町で、ジョグジャから車で1時間30分くらい離れたところにあるシアターで行われるとのことで、それで車(運転手付き)で向かって、途中彼のオフィスにも寄ったりして、そして長いドライブの末到着して、舞台を見て、それで食事して帰ってきた。という感じです。舞台の内容自体は、女の子の気持ちをダンスで表現したという感じでしょうか、そんなに珍しい風には見えませんでした。そのあと、彼がアドバイザーだったこともあり、舞台の話しをしましたが、正直に普通だねと伝えました。





ただとても印象的だったのは、長いドライブの中で起きたことです。
あまり知らない人だったのですが、いろいろなことをオープンに喋ってくれる人で、
話しは彼の大学時代のこと、彼の舞台の話し、彼の幼少時代の話し(彼はソロで育ったとのことです)、そして恋愛の話し、本当に色んな話しを聞きました。
彼のプライベートなんで詳しいことは書けませんが、
その話しを聞きながら、人それぞれつくづく違う現実があるんだなって感じたんです。
そんなの当たり前じゃんって思いますよね、僕もそう思います。
でもバカなんですよ、僕は。目の当たりにしてしばらくしないと実感できない。

ジョグジャにはジョグジャの基準があって、それでその中で生きていく人の現実が決まっていきます、その基準というのはいくらでご飯が食べれて、家に住めて、といったことから、こういうことで人が怒って、笑って、みたいなものです。なんか全然違ったんですよね。なんかそれを感じたら、僕の見てる現実もそういった違う現実の1つなんだなって感じて。まぁ、よくある話しなんですけど。ただ、こう見えても結構、悩んじゃったりする方なんで、すごい気分がポジティブになったんですよね。

暗い夜道を進んで行きながら、なんかいろんなことを許せる気分になったんです。
そしてとりあえず、僕は僕の現実ってやつを進んで行くんです。
そんなこと、どうでもいいわ、って言わないで、
どんな稚拙なことでも、どんな複雑なことでも、それぞれの現実を感じれたら、
そしてなんかポジティブになれたら、感動させてください。


そんなわけで、めちゃくちゃ喋ってくれた彼は、
帰り道で「悪いけど、疲れたんで寝ていいか?」と言って寝てしまいました。
ぐがーって、すっかり寝ていました。
その横をさっそうと町のネオンが駆け抜けて行きます。

ではでは、地球のみなさんおやすみなさい。



2012年11月15日木曜日

Don't worry, every thing will be fine!

わんわん、わんわん
わん、わーん、わんわん
わん?わんわわ、わん〜
わん。


はい、皆さんお元気ですか?
すこぶる晴れた朝に、どっかーんと元気玉、僕は元気です。


朝から、慌ただしく部屋をノックされ、そのあとがぁーって人がぞろぞろ、
KUNCIにたくさん人が入ってくる音がする、そしてイングリッシュトーキン。
なんか今日は朝からKUNCIの人たちがオランダのモンドリアン財団が主催するツアーの
人たち(キュレーターや美術館関係のひと)にプレゼンしていたようです、


とはいえ僕はあとから知ったことですが、
インドネシアと中国のレジデンスやアート施設を彼らは回っていろいろリサーチしている
ようです、ってたぶん相当いろんなコネクションだったのかもしれません。
なんかプレゼン終わったあたりにひょこって出てきたら、オランダのおじさんに名刺渡されて、「俺は日本との展示の企画も考えてる」って言われて、僕も名刺渡しましたが、
こういうのはほんとに頻繁にあって、こっからちゃんとコネクトしていくのは、それぞれ
著名な皆さんはやり方をお持ちだと思うんですが、結構難しいんですよね、僕にとって。
って、ちゃんとやってるつもりなんですけどね。


そんなわけで、さて今日はそんな風にスタートしましたが、
ここにきて、ここKUNCIの施設説明をしたいと思います。
遅くてすいません。


KUNCI Cultural Studies Center

















あくまで私見が入った形の紹介ですが、ここはレジデンス施設としては勿論、その名前からそのまま分かる通り、広くCulture全般を研究し、展示を企画し、キュレーター、リサーチャー、アーティスト、オーガナイザー、などを含んだ多くの人がそれぞれのトピックをディスカッションをする場として運営されています。





滞在して2週間で見れた風景として、本当に多くの種類の人がここに訪れて、別にプレゼンテーションって決めていたわけではなく、今の活動を話し、気さくにお茶などのんで、繋がっていく場所のように見えました。その上、音楽関係の人もWoWokのところにやってくるので、アングラ音楽、アートが混ざって何ていうか非常にレジデンスとして面白い場所だと思います。
アンダリクサさん、ノニンさん、フェルディさん(すいません、紹介していない人が多いですが)を軸として、かなりの勢いでネットワークを広げているように見えます。

ってかなり普通の感想で申し訳ない。
かなり気さくで、僕のような性格にはあってるんで、ポジティブに受け取れてます。

あ、あと、何といってもチェパス!
動物と暮らしたことのない僕に、ささやかな愛情をかたむけてくれる彼は最高のスパイスなんだよね、地道に僕の食べているものを一緒にシェアし続け、彼も僕をいいやつだと思っているに違いない!


そんなわけで、KUNCIの紹介でした。

さて今日はマレーシアアーティストの展示がやっている、TamanBudayaにBudi(ブディ)さんと行ってきました。彼は中国系インドネシアンでやんす。

Taman Budaya Yogyakarta

















説明はなしです。こんな感じの展示でしたってことでよろしく。




またここTamanBudayaの中には19世紀からの古い建築も残っていて、その中を見ると
オランダ植民時代の名残も確認できます。そうなんだよね、なんかよくオランダ人によく会うんですが、植民時代からの関係が違う形で残っているんだと思います。違ったらすいません。





そして夜には1人のアーティストのスタジオ訪問。

Anang (アナン)



彼は基本的に写真を用いて制作をしています。ただ撮るだけではなくて、撮ったあとにどう展示するかも含めて、制作をしているとのことです。インドネシアの経済状況、建築、空間、などを基本的な軸として作品を展開しているとのこです。インドネシア独自の問題や出来事をジャーナリスティックな形ではなく、一枚のビジュアルとして提出する形をとっているようです。




個人的には面白いなと思いました。特に輸出される木の断面をポートレイト調に撮った作品は、何となく植民地時代の奴隷をバックグラウンドに感じて(軽率な言い方ですいません)、今の状況に映る新旧問題意識を感じました。でも写真をあまり見ていないので、こういう表現は実際、たくさんあるのかもしれないんですが、僕にはすぱっと見えました。



そんなわけで、帰ってきまして、そしたら待望のDinaさん登場。って知らないよね?
Dina(ディナ)さんは諸事情あってジャガルタにいて、今日帰ってきたKUNCIのメンバーであり、そして何よりずっと来る前からやり取りをしてくれていた人です。
だから、話しも早い!しかも話しを聞いてくれる!おじさん、喋りまくった!
そんなわけで、また1つこれからリサーチ状況が変わっていきそうです!!



ではでは地球に皆さん、おやすみなさい。