2012年11月10日土曜日

姉さん、大変です!

皆さん、元気ですか?

さて、今日はですね、ちょっといろいろ回ったんです、
フォトミーティングの最後のプレゼンテーション、オープニングパーティ
幾人かのアーティストのスタジオ。

それで書くこといっぱい、胸いっぱい。

なんですが、姉さん大変です。
これから、どういうわけか、友達の友達の結婚式に参加することになって、
そんでそこがめっちゃ遠いところらしくて、このあと深夜2時(日本で4時)からドライブでそこに行くってことになってしまい、そんなわけで、あと20分でトイレすませて、歯磨いて、もうてんやわんや、ってわけです。

ですので、また今日のことは詳しく後日レポートします。

はい、てなわけで行ってきます〜。

やべ、なんか門が開いた音した、早いんだけど。。まじ。


ではでは地球の皆さんおやすみなさい。

2012年11月9日金曜日

予定はいつも人のなか

どこへ来たのかぁ〜
おらは町さ出ただけだぁ〜
これはどんな町だぁ〜
みーんなちばって、ながよくねんねのなかよかまちだぁ〜

皆さんいかがお過ごしですか?
顎が長いことで有名な僕ですが、そんな顎だって役に立つことがあるんですよ、
第三の手として何かを抑えたり、押したり、打ったり何でもござれの便利品です!
まぁ、その顎ともに僕も元気です、それだけ?そう、それだけ。

今日はですね、ちょっと予定が変わってしまって〜このジョグジャの近くの村に行く予定だったんですが、村の方はとてもシャイということで行けなくなってしまった。。
そんなわけで今や僕の兄貴分、もしくはゲイパートナーになったWowok兄さんと一緒に過ごしました。

           ジョグジャのガソリンスタンド

ウォウォと一緒に昼飯を食べ、ウォウォと一緒に庭でごろんとお話しをして、ウォウォと一緒に映画を見に行って、ウォウォと一緒に夕飯を食べて、まさにウォウォdayです。
申し遅れましたが、ウォウォはKUNCIに住んでいるのです。



そんなわけで、お恥ずかしながら何を書こうか書きあぐねています、正直。
で、ちょっと、こっちに来て1週間が経ったということもあって今何を感じてるか書き書きします。って早いか?まぁでも、「ママ、喋らせてよ今夜くらいは。」



こっちに来てから、何度もしきりに言ってますが、そして来たことある人は勿論知ってるんだと思うんですが、この町は確かに小さい町です、バイクで30分も走ればすぐに郊外になって、町の風景はなくなります。そういった町は日本にもあるでしょう。田舎の小さい町ってやつ。ただここにはカルチャーがあります。パンクを好きな人、ヒップホップが好きな人、ファッションが好きな人、アートを好きな人、そんでもって何か楽しいのが好きな人、みんなジャンルに関係なく繋がってます、そして彼らは控えめに「町が小さいからね」と言います。てか原宿とか高円寺とか、そんな感じなのか?てかただ俺の町の問題か?まーいじゃん、ここはそういうとことも違うんです。とにかく小さい町ならいっぱいあるんだよね、だけどここにはそういう他の小さい町とは違うモチベーションがあります。


音楽をやって、グラフィティやって、写真やって、アートやって、お店も開いて、そんな夢みたいなことしてるんですよね。
詳しくここの歴史のことを調べていないし、つたない英語の会話で知ったことばっかですし、もっと言えば僕は馬鹿なんで、その理由がよく分からないですが、ここのコミュニティは表現する人が憧れた、まさにクロスオーバーな状況の中にいます。
美大があるから?1998年あたりのデモ活動の名残?ジャワ文化?てかやっぱ町が小さいから?ぜーんぜん分かんない、えーん。ってくらい、理由もたくさんあるのかもしれないけど、何よりモチベーションなんですよね、なんか。その町の文化へのモチベーションって
計りにくいんだとは思いますが、僕は趣味も含めてやっぱアンダーグラウンドシーンが充実していることを1つの指標にしてます。ここはアングラシーンがしっかりしている、そしてそれを何か知らんが大人も一緒になって支えている、どうやったらこんな風になんのか教えて欲しい、そしてもっと僕の町もこうなったらいいのにって思ってまう。



なんでこんなに、カルチャーに対してあついんだろか?

うーん、あと40日足らずで分かるのかしらん?
「先生おかわり!」って、そんなこと言ってもしゃぁないです。


そんなこと書いてみましたが、書いてみて恥ずかしい、というかブログってまじ恥ずかしい、だれが開発したんだこのシステム!ばっきゃろー!
書いてみて恥ずかしいけど、ほんとにそう思ったんです。


でも想像してみてください、
淋しい夜に町をぼうっと歩いていたら、ある公園でコンサートがやってて、ちょっと歩いたら壁に面白い絵を描いている人がいて、その先にあるカフェでげらげら笑って何か面白そうなひとたちが喋っている、そしたらそこにさっき壁に絵を描いてた人がきて、さらに公園でコンサートをしてた人もそこに合流してなんかわいわいしてる、それでおそるおそるそのカフェに入ったら、「どっからきたの?」ってすぐ訊かれて、気がつくとワイワイの輪の中に入ってる。

今のところ、僕はそんな空気にいるんです。

ではでは、地球の皆さんおやすみなさい。


2012年11月7日水曜日

アーカイブ、ソーシャルネット、あったまぐーるぐる


皆さん、いかがお過ごしですか?
そっちはお寒いと聞きましたが、お体は大丈夫?
こっちは暖かくて過ごしやすいです。

さてさて今日はIVAAに行きました。

IVAA

















IVAAはインドネシアンアートのアーカイブです。
簡単に言うと、インドネシアンアートの図書館みたいなところです。
これまで行われてきたインドネシア関係の展示や、大きなArt Fair、町中で行われ小さな展示の記録まで、数多くの記録を見ることができます。
その資料から、このジョグジャにどんな面白いやつがいるのか、見つける寸法です。
「クリリン、おらぁワクワクしてきたぞぉ」というわけです。

とりあえず、参考にしたのはJogja Art Fairのカタログです。
なんかいっぱいアートが載ってて、トキメキが止まりません!






その中からめぼしい人もちらほら〜

あと、なんか昔を思い出しました。僕は横須賀の片田舎で育ちましたがアートに憧れた
15の夜、バイクを走らせるわけでもなくて、徒歩で横須賀図書館に行って美術のコーナー
でどうにか見つけた、セザンヌやモネの図録、せいぜいあっても前田青邨、岸田劉生のペラペラの図録、そういうのを見て、はぁ果てしねーな美術、と思っていましたが。
もしそんなとき、こういう場所があったら僕もちょっとはFine Boysになったかもかも、
などと思いました。てか、欲しいんだけどこういうのわが町に!

さてさてそこを堪能したのち、アーティスト宅に突入であります!

HEHE

















ソーシャルネットワークをテーマに、様々な状態が入り交じった状態を描いています。
何となく、イラストレーションのような仕事に思いました。日本の90年代中盤あたりにさかんに使われていたキャラクターのイメージを僕は感じました、何となくシノラーとかがあった時期の原宿な感じですかね。


Restu

















自分の内側に隠してある暴力性を牧歌的なファブリックを使って、表現しています。
日常的な素材を使うことで、より身近なものに落とし込めています。
女の子の気持ちってものが題材になった作品を見ることがしばしばあります、本当は残酷だとか、本当はこんなにグロテスクだとか、正直僕もそんな女の子の気持ちに触れたこともあるんで多少は理解しているんだけど、それを表すのって逆に「みんな私のこと知らないでしょ?」って感覚があるんじゃないかなとか考えます、少しフェミニズムの歴史(てか全然知らないけど)に触れつつももうちょっと分かりやすくパッケージ化して出すファッションていうか、、でももっと本当はぐちゃぐちゃだと思うんですよね、全然シンプルにならない、男みんな絶滅させてやるとか、でもやっぱ男が大好きとか、てか男とか女とかどうでもいいしとか、何となくこういう作品を見るとちょっとむず痒くなるんです。僕は女の子ってやつはマジで宇宙だと思ってるんで。


2人は結婚していて、子供と一緒に暮らしています、HeHeの作品で生活しているってんだからマジでジョグジャのマーケット状態は良好だなって思います。つかまじで幸せそうなんだよね、いや、あるよねやっぱ、そんな僕には奇跡みたいな生活が。



はい場所を変えて、今度は噂のAce Houseのメンバーの1人に会いました。
AceHouseは今ノリノリのグループでジョグジャじゃ名の知れたやつららしいのです。


GINTANI

















インドネシアのマスターピース(名作的なもの)を引用してそれをファブリックにしています。ジャワの伝説を描いた作品をファブリックにした作品は、生け贄として身を捧げた女性がその後、ビーチで緑色の服を来た人を黄泉の世界に引っぱりこむ幽霊になった話しを元にその女性性にフォーカスをあてた作品です。また1947年頃、インドネシアの独立ために文化人も闘った記録を描いた名作(Revolution Commands)を引用した作品「Revolution,Commands!」はその有名な作品の中で数々描かれた肖像画の中に唯一1人だけあった女性の肖像画に焦点をあてた作品です。

インドネシアの歴史的な作品とジャワの女性の歴史をだぶらせた作品で、本物を見てないで分からないけど、面白かったです。
















さてさて、その後はジョグジャのHipHopの殿堂、Jogja Hiphop Foudationのライブに行っちゃった!てかタダなんですけどやっぱり!すごくね?何か彼らがニューヨークっていう町に行くらしくて、その前のライブってことで盛り上がってました。
『We come from Jogja』ってみんな盛り上がってましたよ〜



ライブ終わって、みーんな友達でした、僕のアイドルSangKaKaLaきゃつらや、色んな人がライブ後わいわいしてて、なんかここのコミュニティは強いなって思ったわけであります。



ふぅ、毎日違う人に会って、名前がアチャ、アチョン、アチェ、で僕のあったまはぐーるぐーる。



ではでは地球の皆さん、おやすみなさい



2012年11月6日火曜日

今日はなんだか

こんばんは、皆さん元気ですか?
今日はね、さすがに普通です。

そして今日はですね、ホリデーです。
だってお金なくなってしまったんですもの。
そして、何か頭がぼーうっとするんだな、風邪かな?
それとも何だ、興奮にやられて、エキサイティングハイにでもなったかな?


そんなわけで、今日はお金を両替してきました。
そんなこと話しても面白くないですよね、そうですそうです、
それでそのあと、町でサンダルを25000ルピア(だいたい250円)で買いました。
そんなの面白くないですよね、そうですそうです、
そのあと、デパートのゲーセンでテニスゲームしました。
そんなことどうでもいいですよね、そうですそうです。
そのあと、KUNCIの庭でぼうっとエリアさんと話しました。


何で人は変わっていくのか?何で僕はここインドネシアにいるのか?
エリアさんは運命だと言います。
僕は僕が決めたことだと言います。
エリアさんはそれでも外にある大きな力が僕をここまで運んだと言います。
僕はそれすらも僕が決めたことだと言います。
エリアさんは「運命を信じないの?」と僕に訊きます。
僕は「運命は多くの決断の固まり」だと言います。
僕と僕以外のたくさんの決断が混ざって僕はここにいるんだと、僕は言います。
エリアさんはそれでも運命が働いているんだと言います。
もっと大きな流れに僕は運ばれてるのだと言います。
それがジャワの人の考え方だと言います。
僕は「自然なことも信じるけど同時に不自然なことも信じる」と言います。
運命は自然なこと、僕の決断は不自然なものを含んでいること、
僕はその二つの物事の間に僕がいると、言います。
エリアさんは「じゃぁ、運命を信じないの?」と訊きます。
僕はただ人間独特の生き方を作っていると言います。
エリアさんはそれが運命だと、僕に言います。


こんなことどうでもいいですよね、そうですそうです。

そしてアンダリクサさんとKUNCIで行われる僕のプレゼンテーションのためにミーティングしました。僕の作品を交えつつ、話します。

そしてそのあと夕飯をみんなで食べに行きました。
とてもおいしい料理で18000ルピア(180円)でした。
みんなインドネシアの激辛料理に汗だくになった僕を見て笑います。


そのあと、KUNCIに戻ってウォウォと庭で話しました。

どうやったら、いいアートワークが作れるのか?
ウォウォは小さい仕事も大きな仕事も関係ない、
お金になるか、お金にならないのか、それも関係ない。
ただ面白いことを思いつくだけなんだ、と言います。
そして僕のタバコをばかばか吸います。


そしてパソコンの前にかじりつくなんて、ばかばかしいと言って、
彼は今はソファで寝ています。


そんなことどうでもいいですよね、そうですそうです。



ではでは地球のみなさん、おやすみなさい。

2012年11月5日月曜日

ジャワニーズもジャパニーズもマネーでほろ苦

通り雨がコンクーリトを染めていくのさ、
僕らの心の中へもしみ込むようさ
この通りの向こうがわ、水をはねて誰か走る。

夕方、簡単に雨があがったそのあとで、
お茶でも飲みに行こうなんて電話をかけて、
駅からの道を行く、君の住む部屋へと急ぐ。

はい、皆さん元気ですか?
僕はね、君ね、つまりね、だからね、なんだね、その、元気なんだよ!

ってもういいか?これ?、でもなんか一応ね、システムだよこの社会を動かしてるのは!

そんなわけで、5日が経ちました。もうさすがに、興奮は体内に吸収されて、血潮になって、太陽によって蒸発し、またぐるぐる回って、
ぼーくのもとにって、そんなことが続いたら死んじゃう!

はい、すいません。今日もですね、僕はしっかり調査してますよ〜

                                                                            WOWOK as Gru

まだ皆さんに紹介していないですが、KUNCIのマフィアことWoWok(ウォウォ)が
僕を昼飯に誘ってくれました。彼の詳しい紹介はまた改めてするとして、ジョグジャのインディーズ音楽レーベルを創設した彼は簡単にいって、Cool Guy and Bad Guy, so Dangerous!! つまり誘いに断ったら、そりゃあなた、詳しくは言えませんが明日にはバケツの中に入って、昼ごろワンちゃんの胃の中であります。


そんな彼とその友達と一緒に昼から羊肉のカレーを食べ(so wild stayle メーン?)
あと、「お前、そんなに真面目にやってるとアスホールだよメーン(お食事中の皆さますみません)」と楽しく会話をしつつ、そのご調査開始です。




Jogja National Museum



















ここはミュージアムと命名されていますが、コレクションはなく、今日は学生の写真展示が行われていました。


展示のタイトルは『KIAMAT』、意味は「世界最後の日」です。
作品を単独で見たときに面白いなと思った作品は何個かあったんです。
だけど、壁に貼ってあるステートメントで意図を知ったときにちょっと残念な気持ちになったりもしました。作品は、表面に出ていることとその裏側の作者の意図が合わさって成り立つと思っていますが、なかなかここの展示ではそのバランスがよく見えた作品はあまりなかったです。世界最後の日だから、人間はこうなる、みたいなことでビジュアルが生まれてきてるみたいで、人のこと言えませんが、「そりゃきみ、簡単すぎやしないか?」と思った次第です。


でも面白いのもありましたけどね。



はいでは次ですが、
日本を出るまえから友達に勧められていたHONFです。


House of Natural Fiber

















着くと、さっそくHONFメンバーのイラさんが迎えてくれました。
さらっと彼らのこれまでの活動のビデオを見たあとで、室内をいろいろ紹介してくれます。場所としてのHONFは、自由に誰もが使えるラボで、いわば学校の工作センターみたいなところに見えました。主に集まってくるのは、建築関係、インダストリアル関係、インテリア関係の人だと聞きました。また、今ジョグジャにそういった場所を拡大中でまた別の場所ではアーティスト(この場合どこからアートというのが難しいですが、会話の中で成立したことです)が自由に使える場所を作っているとのことでした。
アーティストしての彼らの活動は、ウェブサイト見てもらった方が早いのでリンクを貼っておきます。

http://www.natural-fiber.com/

直近の活動はホームメイドの酒を作ることに想案をえて作られた作品です。
酒を作るリサーチから始まって、その機器、そしてパフォーマンスまでを一つの作品として提示しています。



そしてそこに集まっていた、何人かのアーティストにも作品を紹介してもらいました。
その内の一人をここに紹介します。

ICHAN

















彼は主にパフォーマンスで活動しているアーティストです。イスラムとデスメタルとカラオケをコンセプトにライブパフォーマンスをしているようです。そして、今日見せてもらったビデオでは原住民に扮した彼が西洋人を襲って腸まで喰い尽くすという、伝統的なデスメタル、スプラッタムービーの体を用いてます。戒律の厳しいイスラムに対してのアンチテーゼとしてデスメタル(彼の趣味でもあるが)いわば悪魔信仰のパロディを対比させて作品を作っているようです。そしてジャワ民族という要素が加わってより一層インドネシアンなテイストに仕上がったように思えます。


そんなこんなでここも、やっぱり色んな人が集まって制作、コミュニケーションをする場所のようです。てか、それより、なんかやっぱストリートな匂いがするけど、俺、大丈夫?ちなみに彼らに日本の映画で一番いい作品は「火垂るの墓」だって言われた、悲しすぎて2度と見れないのがいいってさ、OH-guys What a hell!!

そんなわけで、今日はちょっとスーパーに買い出しに行って帰りました、てかスーパーで払おうと思ったら、がーん、金がありゃしません、てなわけで、ギタさんにわざわざ銀行で金をおろしてもらって払うありさま!ジョグジャまじで油断ならない!!



金は天下のまわりもん、でございます。
今日はここまで!

 しめて110円でござい!


ではでは、地球のみなさん、おやすみなさい。



2012年11月4日日曜日

日曜も、IroIroあるんだよ〜

あぁ、日曜日、私は朝起きてそれに気がついた。
夢、その中で見たあの現実、そして今はまだあの夢の中の現実にいるのかもしれない。

はい、皆さん元気ですか。
おらぁ、元気だよサクラ。

今日は日曜日です。朝から例の祈りソングが今日ばかりは大奮発でがなってますが、
昨日の夜の名残をごりごり残した僕はちょっと起きてはバク睡眠です。
日曜ってのはいいんでしょ?こういうの?寝て起きて、ゆめうつつ like のび太。

ぐがーって寝てたら、携帯が鳴りました。ギタさんです、って言っても分からねぇか、
ギタさんは今回、滞在中いろいろ案内してくれるKUNCIのメンバーの方です。
あの空港に迎えに来てくれた方であります。
そうです、今日も僕はいろいろ回るのです、何故なら日曜、土曜はアートの世界じゃオープニングパーティーがあるからなんです、だからのび太のままじゃいられねぇってわけです。汚い言葉を使いましたがごめんなさい、だってほんとはもっと寝たいからさ。

さて、そういわけでギタさんと自称16歳エリアさんと一緒にまずはランチがてら、初日に行ったKedai Kebun Forumへ、そしてそこで展示もやっているとのことでそれも合わせてみることになりました。


Kedai Kebun Forum

















改めての紹介になりますが、ここはアーティストのAgung Kurniawanさんが運営する場所で、レストランとギャラリー、そして2階にスタジオを構えたまさに男の夢の城です。


展示は昨日の夜、爆笑かつ狂喜させてもらったバンドSangkakalaのギターのアチャンの展示です。彼が行ったカッティングペーパーのワークショップとそのワークショップ内で作られたものが展示されています。

さてそれで、ランチを食べようと席に着いたら、んまー、びっくり!
来るときガルーダ航空、飛行機内でみた機内雑誌に載ってたひとが座ってる!
てかその人がAgung Kurniawanさん(以後アグーンさんで)だった!そうこの店のオーナー。そしてその人に、ギタさん、エリアさん、ばしばし突っ込んでる!



(注:基本的にですね、僕は雑誌媒体、テレビに出てる人は遠くの人だと思ってるんです、つまり会えない人、もしくはもはやこの世の人じゃねぇとすら思ってます。)

             (写真左側がアグーンさん)
そうです、これがジョグジャガルタの特徴的なところなんですね、彼らは口々に言いますが、「町は狭いが、アーティストネットワークは広い」、簡単に言うと、
みーんな友達ってことです。ほんとかな?って思うけど、とりあえず目の前の状況がそうだし、、と思ってたらギタさんはアグーンさんに「くそ野郎」と罵るし、いやジョークでですけど、いやまじで仲良すぎですジョグジャのアーティストさんたち。

そんなわけで、アグーンさんに2階にあるスタジオを紹介していただきました。


ここの2階は多目的スタジオで、パフォーマンス、ワークショップなどに使われ、また週末にはドイツの新しい世代の映画、ビデオアートなどを紹介しているとのことです。

ここケダイ・カブーンは色んな世代のジョグジャアーティストが集まってきて、ご飯を食べては、話している溜まり場だったようです。だから、カブーンさんに突っ込めるのかと納得しました。


さて場所を移して、2日目に行ったLirへ、今日はここでオープニングあるとのことです。


そして行ったらびっくり、わんさと人が集まってる!
展示をしているのは、先日会ったウーナンくん、21歳ですよ!
人来すぎじゃないって、くらい溢れてる。
彼はコマドリアニメを出していて、それを見た人たちは見終わったあと、拍手する!
これ1回限りの映画じゃなくて、おおよそ10分毎にループするんですが、でも拍手なんです!嬉し恥ずかし顔でウーナンくんも、トゥリマカスィって具合です。



良いか悪いかは別として、見る人も様々な人がここには集まると聞きました、それが一つこういった新しくできたLirのようなスペースが生き残っていく術のようです。

カフェにはたくさんお客さんが賑わってお茶を呑みます。勿論、その中にはアーティストやギャラリストもまざって気長に話しをします。


さて、そんな風に日曜らしい光景を過ごして昼を過ごした現実の国のアリスこと僕ですが、夜はiCanのディレクター、アンタリクサさんのお誘いである酒の席に参加しました。
そこは、アンタリクサさんがオーガナイズした写真のワークショップ、ミーティングの参加者達が集まっていました。ワークショップとはいえ、アジア各国タイ、マレーシア、シンガポール、インドネシアの各地方から選ばれた人たちがClonial period picture、つまり植民地時代の写真の扱いについて話し合うワークショップで、大変盛り上がっていました。
フォトグラファー、リサーチャー、理論系の人が集まって、それぞれの歴史的写真を検証してさらに、話し合うということをしていたようで、酒の席でもめちゃくちゃヒートアップしている!年齢も様々ですが、僕はわりかし年齢の近い人席に座って、そんな話しに混ざって、同世代の価値観をチェックしました。その中に出た言葉を今日のしめめくくりにします。
『I'm Fictional Truth.』




ではでは、地球のみなさん、おやすみなさい。