2012年11月12日月曜日

僕は、今日、村に行ってきました

日曜日の朝、ボロ切れのようにくたくたになった私は
ベッドにくるまって、リンリン鳴る携帯をおもむろに無視した。
「おい、今日は日曜だぜ」、だけど携帯は鳴り続ける。
やむえず、私は携帯に出る、すると電話の向こうで男が
「へい、ボーイ、準備はできたかい?」と元気よくまくしたてる。。

そうです!!今日は山に行くんです!

皆さん、お元気ですか?
僕の内臓はもはや何か異常事態なんだけど、そんなこと構わずセイホー!

今日は、昨日も言いましたが、山の方に行くことになってまして、
SangKaKaLaのメンバーでもあるアチェがKUNCIまで来て、あいつは何か
耳に何か変なイヤホン付けながら(SPみたい)「へい、ケンジ、行くぜ」って
いつもながらファンキーなシャツを着て、僕をにこやかにさせてくれます。

そんなわけで、そのアチェの友達のジャリ(まじで色んな名前あんです)の車にのって
いざ出発でやんす。って、このジャリって人の運転がほんとにやばかった。
ばんばんスピード出すし、歩道みたいなとこ乗り上げて前の車抜かすし、まじでジャッキーチェン見過ぎじゃね?とか思うくらい、細い道、泥道、ばしばし飛ばす。


そんなクレイジードライブでどうにか村にたどり着きました。
着くと、先日紹介したGintani(ギンタニ)がいて、いろいろ紹介してくれます。
そして、ぼけっとしてた僕はそこでようやく気づいたんですが、今日はそうなんです!
そのギンタニが前から誘ってくれていた、村の人と一緒にコラボレーションした舞台が
見れるということだったんです。

それでその会場となる、村の高台にある舞台に行くと、いろいろ竹で作られた舞台装置が置いてあります、なんかちょっと親近感があるんだよね、竹だからか?とか思ったりましましたが、どうも違う。内容はギンタニとの会話からちょっと聞いたものですが、
村の歴史や生活を、月が沈んで太陽が昇り、そしてまた月が上がるまでの中で表現していくとのことです。って説明下手だよね、すいません。


それで、まだ8時から始まるってことで、軽く食事して、それでなんか村の人の家でくつろいでいました。なんか、村の人は誰かも知らない僕らにいっぱいお菓子やらお茶を出してくれて、やさしいんですよね。


そして夜になって、舞台が始まります。
それぞれお父さんやお母さんが出てるということもあって、子供たちがぞろぞろ集まって、きゃっきゃっはしゃぐ、村のお偉いさんとかも席に座って、それで舞台が始まります。白いお面と黒いお面をかぶった2人の登場人物がストーリーテラーです、白いお面が白人の化身で、黒いお面がジャワの化身て説明うけたけど、なんかもっと無邪気な妖精のように見えました。2人が何かこのジャワの生活をふざけながら説明していきます。
そして、村人たちがやってきて、それぞれここの生活感を表現していきます。


朝になり、農耕が始まり、また別のところでは石の採掘をし、それぞれの生活が演技されていく。夕方になり、友達の家に集まっていろいろと話す、そして夜には村の酋長のところで(コーランなのかな?)ちょっと分からないけど、何か話しを聞いてそれぞれに意見を言う。ほんと、言葉が分からないんで、何ともちゃんとしたこと言えないんですけど、
やっぱ何か親近感があるんですよね。全編ジャワ語で話されているとのことです。


建築も何か似ているし、農耕文化もなんか似ている、自然信仰とかも何か親近感あるんですよね、ジャワと日本。調べたらいろいろ分かるんでしょうね。


そんなわけで、見終わって、村の集会所でみんな集まって反省会、それで終わってお茶飲んでたら、アチェが「ケンジ、お茶なんて染みったれたもん飲むな」とか言って、
あっちにいいもんがあるんだぜ、とか言って、そのあっちとやらを見ると、なんか集会所の庭の隅っこに若者が暗がりで集まって、わいわいしてる。それでやかんにウォッカとジュース入れてカクテルにしてまわし飲みしてました。そんでよく分かりませんが、僕もがぶがぶいただきまして、言葉もぜんぜん分からないけど、ゲラゲラ笑って、隣の村人に突っ込んだりして、それでなんか誰かが俺は手相が見れるとかいって、そんでそしたらこぞってみんな、俺の恋愛をみてくれとかいって、なんだどこも変わらないなとか思いつつ、「俺も見れるんだぜ」とか僕も参加して、何人かのジャワの人たちに幸せな嘘をついてきました。


そんなんで、深夜まで真っ暗な草むらで飲み明かして、再びジャリくんのさらにクレイジーになった運転で帰ってまいりました。



なんか、村の生活に憧れる人が僕の友達にいますが、全然興味なかったんです。
なんかオーガニックブームみたいに聞こえて、ファッションだろって思ってたんです。
そんなわけで、その意見はなかなか変わりませんが、でも何ですかね、あのしんとした空気や夜の暗闇とか、火の光とかが、確かにとても象徴的で、少しは理解できたかもなと思いました。


ではでは、地球のみなさんおやすみなさい。



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