ベッドにくるまって、リンリン鳴る携帯をおもむろに無視した。
「おい、今日は日曜だぜ」、だけど携帯は鳴り続ける。
やむえず、私は携帯に出る、すると電話の向こうで男が
「へい、ボーイ、準備はできたかい?」と元気よくまくしたてる。。
そうです!!今日は山に行くんです!
皆さん、お元気ですか?
僕の内臓はもはや何か異常事態なんだけど、そんなこと構わずセイホー!
今日は、昨日も言いましたが、山の方に行くことになってまして、
SangKaKaLaのメンバーでもあるアチェがKUNCIまで来て、あいつは何か
耳に何か変なイヤホン付けながら(SPみたい)「へい、ケンジ、行くぜ」って
いつもながらファンキーなシャツを着て、僕をにこやかにさせてくれます。
そんなわけで、そのアチェの友達のジャリ(まじで色んな名前あんです)の車にのって
いざ出発でやんす。って、このジャリって人の運転がほんとにやばかった。
ばんばんスピード出すし、歩道みたいなとこ乗り上げて前の車抜かすし、まじでジャッキーチェン見過ぎじゃね?とか思うくらい、細い道、泥道、ばしばし飛ばす。
着くと、先日紹介したGintani(ギンタニ)がいて、いろいろ紹介してくれます。
そして、ぼけっとしてた僕はそこでようやく気づいたんですが、今日はそうなんです!
そのギンタニが前から誘ってくれていた、村の人と一緒にコラボレーションした舞台が
見れるということだったんです。
それでその会場となる、村の高台にある舞台に行くと、いろいろ竹で作られた舞台装置が置いてあります、なんかちょっと親近感があるんだよね、竹だからか?とか思ったりましましたが、どうも違う。内容はギンタニとの会話からちょっと聞いたものですが、
村の歴史や生活を、月が沈んで太陽が昇り、そしてまた月が上がるまでの中で表現していくとのことです。って説明下手だよね、すいません。
それぞれお父さんやお母さんが出てるということもあって、子供たちがぞろぞろ集まって、きゃっきゃっはしゃぐ、村のお偉いさんとかも席に座って、それで舞台が始まります。白いお面と黒いお面をかぶった2人の登場人物がストーリーテラーです、白いお面が白人の化身で、黒いお面がジャワの化身て説明うけたけど、なんかもっと無邪気な妖精のように見えました。2人が何かこのジャワの生活をふざけながら説明していきます。
そして、村人たちがやってきて、それぞれここの生活感を表現していきます。
朝になり、農耕が始まり、また別のところでは石の採掘をし、それぞれの生活が演技されていく。夕方になり、友達の家に集まっていろいろと話す、そして夜には村の酋長のところで(コーランなのかな?)ちょっと分からないけど、何か話しを聞いてそれぞれに意見を言う。ほんと、言葉が分からないんで、何ともちゃんとしたこと言えないんですけど、
やっぱ何か親近感があるんですよね。全編ジャワ語で話されているとのことです。
建築も何か似ているし、農耕文化もなんか似ている、自然信仰とかも何か親近感あるんですよね、ジャワと日本。調べたらいろいろ分かるんでしょうね。
そんなわけで、見終わって、村の集会所でみんな集まって反省会、それで終わってお茶飲んでたら、アチェが「ケンジ、お茶なんて染みったれたもん飲むな」とか言って、
あっちにいいもんがあるんだぜ、とか言って、そのあっちとやらを見ると、なんか集会所の庭の隅っこに若者が暗がりで集まって、わいわいしてる。それでやかんにウォッカとジュース入れてカクテルにしてまわし飲みしてました。そんでよく分かりませんが、僕もがぶがぶいただきまして、言葉もぜんぜん分からないけど、ゲラゲラ笑って、隣の村人に突っ込んだりして、それでなんか誰かが俺は手相が見れるとかいって、そんでそしたらこぞってみんな、俺の恋愛をみてくれとかいって、なんだどこも変わらないなとか思いつつ、「俺も見れるんだぜ」とか僕も参加して、何人かのジャワの人たちに幸せな嘘をついてきました。
そんなんで、深夜まで真っ暗な草むらで飲み明かして、再びジャリくんのさらにクレイジーになった運転で帰ってまいりました。
なんか、村の生活に憧れる人が僕の友達にいますが、全然興味なかったんです。
なんかオーガニックブームみたいに聞こえて、ファッションだろって思ってたんです。
そんなわけで、その意見はなかなか変わりませんが、でも何ですかね、あのしんとした空気や夜の暗闇とか、火の光とかが、確かにとても象徴的で、少しは理解できたかもなと思いました。
ではでは、地球のみなさんおやすみなさい。
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