2012年11月13日火曜日

sometimes good, sometimes bad, depends on you

私は森を抜けて、新しい町にやってきた。


はい、皆さん元気ですか?
僕はね、すっかりゲーリングも過ぎて調子いいですよ。


今日はさてさて、3時からプレゼンテーションがあるということで、
すっかりパソコンかたかたを朝から繰り返してました。
何ですかね、色んな状況に合わせて資料とか自分のどうしようもない思い出とか
引っ張りだしてはそれをまとめていくんです。
こういう地味な積み重なりが、微妙なバランスを作っていくんで、
そんなわけでカタカタは止まらないんですね。


さて2時になると、スタッフの皆さんが集まってきました。
そして軽く打ち合わせて、3時近くになりました、
だけど、あれ?オウディエンスはNO、え?やばっ、誰も来ないの?
「ケンジ、ジョグジャタイムだから気長に待ちな」ってアンダリクサさん。
ほんとかな?と思いつつ、ぼうっと庭でほとんど、半睡で待ってると、
ほんとだ!ぞろぞろやってきました。
そんなわけで、結局1時間ずれて、4時からプレゼンスタートです。



僕の基本的なコンセプトを話して、今年の始めに発表した「KITAMURA」を説明して、
それから徐々にいろいろな話しに広がっていきます。
僕の作品は、ある人生とその中で作られたもの、という二つの要素を見せる形を持ってます。そのある人生は、時には自分のことであり、僕の古い友人のことであったり、噂できいたある人物のことだったりします。そしてその人たちが作ったものをその人の人生と合わせて、時にレクチャーの形式で、時にビデオやインスタレーションで紹介していく、というのが基本構造です。分かりにくいかな?だから、このプレゼンテーションも、プレゼンとは言いつつ、ほとんどパフォーマンスの要素を孕んでいました。作品を紹介しつつ、そこに含まれた挿話を語っていくからです。
僕の作品の詳しい概要は、他のブログで丁寧に書いてくれているのでリンク貼っておきます。
http://blog.ongoing.jp/?eid=1006178 


                 「Miss'M」より
そしてこっちで作り始めている「Miss'M」のさわりを紹介して、質問タイムです。
てかやっぱ、こっちはストリート色が強いから、うけないだろうな、と思ってたんですが、なんか質問ががんがんくる!フィクションのことや、なんで他の人の人生を紹介するのか?とか、結局それはどこからが僕の作品と言えるのか、とか、、
んまー!積極的!ママ嬉しいわ、のびちゃん、ってわけです。


なんか、みんなよく笑ってくれ、考えてくれ、食いついてくれたように感じました。
それで、終わったあとも、まだまだ、話しをしにきてくれる人とかいて、
なんだろ、おじさん31歳にして、ちょっと満足しちゃった。でもちょっとだからね。

 

はい、そんなわけで、そのあとサングリーンっていうでかいギャラリーのオープニングに行きました。

Sangkring Art Space
















AnuSapatiというかなりの大御所の展示です。なんかほとんどミュージアムのオープニングくらい人が集まって、レセプションとかで色んな投資家の人たちが話したりとか、すっごい盛況、「これがジョグジャでは普通だよ」とか友達は言うけど、すっごい集まるなと思いました。展示は作家が木をマテリアルとして作品を作るということから、木へのアプローチを展開しています。個人的にはジュゼッペ・ペノーネ(Giuseppe Penone)となんかかぶるなと思いつつ、ジャワの文化の自然信仰とかも含まれているのかと思いましたが、これといってその切り口は僕は見つけられませんでした。でもいい展示に見えたけど、なんせギャラリーでかいから、それにやられた感もあります。


はいそこをあとにして、僕の兄貴WoWok兄さんがオーガナイズした実験音楽ライブへ、
ここはやばかった。お薦めのZooは特によかったですね、みんな大盛り上がり、
ただスクリームするだけなんだけど、ボーカルの人(Senyawaのボーカル)がめちゃくちゃ面白い、顔もだし、動きもだし、声も時にソプラノで時にパンクで、彼がボアダムス好きということもあって、なんかスパークリングしました。
あとこのZooの新作アルバムは200個限定、ジャケが2キロの石で作られてるまじでくそハードコアなアプローチ、まだ完売してないようなので、お近くにお寄りの際は是非!

http://yesnowave.com/yesno032/


そんなわけで、今日はここまで。

てかなんかいい日だったな。
やっぱ、表現してそれで何か話すのが好きです。


ではでは地球の皆さんおやすみなさい。



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