2012年11月14日水曜日

今夜は雨、そんな時はお空にむかって矢を放つ

今日は何の日、誰かの誕生日?誰かの記念日?
今日は何食べるの?ケーキ?ステーキ?
ららら、僕は何でもない日にインスタントラーメン〜
そんな暮らしが最高にビビッド、ドラマティック〜

はい、皆さん元気ですか?
あはは、ペータ、やめてよ、僕だって元気だよ。


もうなんだかんだで2週間こっちにいるんですよね、早いかも、時間過ぎるの、
そんなこんなで昨日プレゼンを終わらせた僕はちょっと気分も軽いです。
そして徐々に、こっちのアーティストがどんな感じで生きてるのか分かってきました。

インドネシアでも物価や賃貸料も安いジョグジャは、そんなわけで色んな人が集まってきています、特にアーティストがジャガルタやジャワの他の地方都市、スマトラからもやってきて、ここでコミュニティを作っている。そんな彼らは、それぞれに表現をしつつ、町のサイズが小さいことも手伝って、カフェやレストラン、または友達の家でそれぞれ繋がっていく。良くも悪くも、同じ空気を共有し、それで大きな興味やブームが生まれている。ストリートカルチャーがアーティストに芽生えたのも2005年頃に多くのコレクターがこぞって、若い世代の特にEkonu Grohoを中心としたストリート色の強いアートを買いあさり、それが火種になって、その下の世代に影響したことだと聞きます。
そして、ある独特の自由な空気、西海岸的(行ったことないけど)な風潮が疑いもなく若い世代に広がっている。客観的にみれば、そういったアメリカ西海岸的(ぜんぜん詳しくないけど)形式を模倣しているような表現は、買い手がいるために完結している。
確実にムーブメントとして動いているけど、それは一方で形式にもたれかかって、そのために内容とか意味とかが欠如したひどく脆い状態でもある。
そんなことを思って、そこに危機感を感じているアーティストも幾人かはいるみたい、だけど、やはり大多数の若い世代はクロスオーバーという言葉の甘い罠、なんか音楽やって絵描いて、毎日楽しければよくね?、的な感覚の中にいる。
ほんと、そんな生活は素晴らしいし、楽しいことが一番だと思う。
だけど、僕は何か物足りないんだよな、それってまじでワクワクする?って感じになる。
というか、僕の生活なんてほとんどゴミみたいなもんで、彼らに比べると、何にもしてないけど、その上アートっていうそれこそもっとひどい言葉の甘い罠に引っかかって、でも何かしらそこで表現できるっていうわけで、しかもその表現ってやつはたくさん形式をもってて、そしてたくさん歴史があって、とにかくもっともっと広いフィールドの中でやってるってことなわけで、それこそまったく安定してないけど、だから逆に何かできるのかもって、思わせぶりな女の子のケツをずっと追いかけ回して、はや10数年。

どっちもどっちだよ、って思うかもだけど、僕は違うと思うんだよね。

はいちょっと喋りすぎてる、だって外ばんばん雨ふってん。

そんなわけで、今日はMes56って場所に行ってきましたよ。

MES56

















雨の合間をぬって、着いたここはMes56です。
オープンして11年を迎えるここは、10年前に写真がコンテンポラリーとして紹介されていなかったここジョグジャの中で写真学科出身の人たちが集まって、長きに渡っていろいろな写真の作家を紹介してきました。レジデンス機能もあって、1年に3人ほどの作家を招聘して制作と発表をさせています。今は今週の土曜から始まる展示のために室内には何もなかったです。この場所だけではなくて、いろいろなワークショップを開催するなど、精力的に活動しているようです。メンバーは主に15人ほど、WoWok兄さんもその1人です。

それでバイクで帰ってきたら、昨日近所の食堂で軽く話した子が声かけてきて、
アーチェリーやろうぜってことになって、近所でアーチェリーしてきました。
ってアーチェリーってこんな気さくにできるんだっけ?


そんなこんなで今日は雨、明日は?
こんな風にジョグジャの雨期は過ぎて行きます。

というか明日はジャワのHappy New Year!!
とはいえ、これといったイベントはないと聞きました。
広場の外をサークルにぐるぐる回るんだって、アンジェイ・ワイダの映画みたい!
ジャワの伝統儀式なんだって。
大きく町を3回歩いて回るらしいです。その間、喋らないんだって。


それで今はめっちゃ雨降ってる、やばい雨の降り方!
雷ががーん!雨バシャぁーって、おいらの友達チェパスも今日は大人しい〜



ではでは地球のみなさん、おやすみなさい。

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