2012年11月25日日曜日

ストーンになって、転がっていく 

何もかもみんな、うまくいかない日には〜
好きなメロディを、口ずさんでみよう〜
そしたら、明日がもう少しいい日に見えてくるはず〜
だから〜
僕について、おいで〜


はい皆さん、お元気ですか?

今日はね、うっすら曇り空、なーんか雨な予感、でももうここまでくると、雨は関係なくなってくるんだい、光と空気があれば十分、だって僕は人間だもの!


だいぶ前から、これまた会ってはいたけど、なかなか作品を見るチャンスのなかったマーレーカというアーティストのスタジオに遊びにいかせてもらいやした。
その前に腹ごしらえしてっと、今日はタイプの違うSotoで昼飯完了です。


ぶーん、マレーカの家は先日、話しを聞きにいったエコさんの家の近く、つまりとってもコンフォタブル(快適)ってこと、自然があって、静かで、それでいて中心からも離れていない、それでもう一回バイクでぶーん、ふはぁ(水木しげるさん風に)、やっぱりここに来ると気持ちがいいんですよね。なんだろ、バイクの2ケツ目って爽快なんですよ、ぱぁーって風邪をあびて、その外に田園風景が広がって、やっぱ叫んじゃう「ぐあぁおぉー!ゴジラだー!」って、なんかうっぷん溜まってるんですかね?分からないストレスが、日本で溜まりたまってるストレスがすぽーんて出て、なんか気分ソーハイでっせ。

Malaikat

















彼はドローイング、コミック、などを作っているアーティストで、今は来年にむけて1つプロジェクトをすすめているとのことです。プロジェクトは、インドネシアにはどんなヒーローが必要なのか?という質問とともに、様々なアーティストにそれぞれ1人のヒーローを創造してもらって、それをコラボレーションワークで展示する予定とのことです。
ジョグジャに住むアーティストとコラボレイトして、繋がっていくことはこの濃密なコミュニティがある町だからこそ尚更、特徴的なプロジェクトなんではないかということです。彼は美大とかをでたわけではなく、経済学科で学んでいたときに、映画製作のサークルに入って、創作意欲が湧き、そして今に至るようです。かなり膨大な量でありました。





ただ僕が彼と話していて思ったのは、ヒーローっていうものが、この町では結構ポピュラーなものなんですね。昔の日本のヒーローもの、ゴーグルファイブとか、宇宙刑事ギャバンとか、僕の周りの人たちかなり好きみたいで、勧善懲悪の世界観に対して無邪気に楽しんでるみたいなんです。あぁ、なんかまどろっこしい言い方になってきましたね、
つまりヒーロー!みたいな、英雄像とかカリスマとかとは違う、テレビから出てきた偶像にどうやら親近感があるのかな?ってごく少ないしか見ていないから分からないけど。
ここからは僕の意見ですが、僕もヒーローとか特殊能力とか好きなんです、だけど勧善懲悪はやっぱきらい、というか嘘だし詰まらない。そういう意味で色んなヒーロー像をハリウッドが作っていますが(ウォッチメン的なやつ)、ヒーローのダークサイドとかもどうでもいい。エンターテイメントとしてはヒーローは面白いですが、そんなものでアートするのとか別に見たくないんです。ごめん、また言い過ぎてる。マレーカは「色んなヒーローがいていい、毎朝1回、スカルノ大統領の墓に犬と散歩しに行くだけのヒーローとかがいてもいいんだ」と言いますが、僕はそういう人をヒーローと呼ぶのではなくてアーティストと呼びたい。小さな違いなんです、分かってます、だけど何か無邪気にヒーロー!っていう風に僕は楽しめないんです。
ただ彼は来年の8月に大きな展示を予定しているとのことで、いろいろな考えから興味深いなと思いました。


はい、そのマレーカの自宅の前はアーティストランミュージアムになっていて、そこを少し覗いて、今日はエコさんのホームパーティーがあるってことで、展示を見て、エコさん宅に向かいました。

Museum dan Tanah Liat
















マレーカのお兄さんが中心となって運営するスペースです。
今はオランダのデンハーグのアーティストたちとのエクスチェンジ展示で、かなり多くの小作品が並んでました。




で、エコさん宅に再訪です。なんかすっごい人来てて、それで食事もいっぱい!
どうやら、この家のデザインと暮らし振り、そして作品が作られているスタジオなどのことをまとめた本を出したようです。それで何か、挨拶などを建築デザイナーの人たちがしてました。


そしたら、どっしゃぶり〜の海女、じゃなくて雨!それで何かみんな散り散りになって、僕はゲストルームのような部屋でぼうっとしてました。そこでぽつんと、色んな価値観の違いについて考えてました、そしたらエリアさんがやってきて、WoWok兄さんがやってきて、モキさんがやってきて、そんな暗い顔するな、まるでお前はストーンだって言われて、「ストーン、アスホールメーン」って具合にすぐに盛り上がっちゃうんです。それで、踊ろうぜってことになって、そしたらエコさんがDJをし始めて、ばしばし僕は腰をくねらせ、そこにWoWok兄さんがアフリカダンスで参戦してくる、そこでエコさんレゲエかけて、僕は自作の「今夜も僕の部屋で」を英語でゲイバージョンにして歌ったら、みんな爆笑してくれました。そんなわけで、何考えてたのか忘れちゃった、こういうのあるよね?それで、踊り疲れて帰ろうぜってことで、玄関いったら、みんな若い人たちがエコさん囲んで話してる、うーんこうやっていろいろ上の人が若い人と繋がっていくんだなと思いました。


それで、WoWok兄さんが「おい、ストーンアスホール(俺)、今日は土曜だぜ」っていうことで、Wemoさんの自宅に行くことになりました。Wemo(ウィモ)さんはMes56のメンバーであり、写真で作品を作っているアーティストです。こちらで活躍されていて、自宅いったらめっちゃ快適なんだよね。




それで終わりじゃない、そのあとクラブに行き、そして何やらもっとでっかいクラブに、ガトーとかいうDJの車で行き、そしたらガトーが「俺は女にモテル」とかいって、「女の子にシリアスな話しはだめだ」とか言って、よく分からないけどガトーの顔はポパイに髭をはやしたような顔で、「おまえ、それでもてんのかよ」と思ったけど、車はバーって走って、でかいクラブへ。



それで入ろうと思ったら、僕ちんサンダル、んなわけでお断りされて、外で待ちぼうけくらうかと思ったら、ジンボーさん(また今度紹介しますが、Mes56のメンバーで写真をやってます)が出てきて、話そうぜって言ってくれて、それでジョグジャの話しになって。
ジンボーさんかなりドバイのフェアでビッグマネーをゲトーしたようで、じゃぁエコさんみたいに家建てられるじゃんって言ったら、、はいここメモってくださいね!
「俺たちはみんなコミュニティで繋がってるんだよ、だから若いやつをサポートするから家なんか建てられないよ」って言われました。さらっとね、なんかジンボーさんも若い時上のアーティストからサポートされてどうにか食いつないでいったらしく、何ていうんでしょう、ここはやっぱりそういう意識があるんですな。ジョグジャアートていう、コミュニティ。ジンボーさん、ちなみにシャイだけどめっちゃ熱いやつくさい、僕はそういう人が好きです。


そんなわけで、今日は終わり。だって帰ってきたの朝の4時、ってもう日曜だし。。
すいま千円。



ではでは地球の皆さん、おやすみなさい。


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