2012年12月1日土曜日

人生様々、ジャカルタの土曜日

「少しずつ」、私はこの言葉が嫌いだった
ある時に、人は自分の決断や変化にデリケートになりすぎて、
この言葉を使い、そして邪魔されないことを求める
私は特に何かに時間をかけることがない
食べたい物があれば食べるし、食べれなければ諦める
それは本当に一瞬のうちに決まってしまう
だからといって誰かを責めるつもりはない、
おそらく「少しずつ」と言わざるおえない何かがあると思うからだ
その上で、敢えて聞きたい、
それほどわれわれの人生は何か重要なのだろうか?
私は少なくとも、私の人生を信じていない
だが、私は気づいた、
このことに気づくのに、私がどれだけ多くの時間をかけていたかを


はい皆さん、お元気ですか?


まだまだジャカルタにいますよ〜、そしてまず最初にいいわけします。恥ずかしいよ、いいわけすんの、でも言うと、ここジャカルタの交通状態をすこぶる悪いんです。場所によってはまったく車動きませんもの。そんなわけで、あんましどこにも行けないんだわ。
そんなわけで、とりあえずWoWok兄さんの展示場所に行ってそのあとを決めることになりました。だけど今日は土曜日、本当に道が詰まりまくってる、そしてタクシーもぜんぜん捕まらない、暑い、まじで「お母さんなんかなーい?」状態。で、どうにか展示場所に到着、さすがは土曜日、たくさんギャラリーに人が来てます。



ただオープニングって、いろんな人知っていないと相当つまらないんですよ。で、勿論、僕はインドネシアビギナー、自然が友達さって言っちゃえるくらい、孤独もんです。
そんなわけで、数十分で退屈に、ただ展示の横でバザーがやってて、そこをぶらついてました、そこではお馴染みのエリアさんとMOKIさんが店を出していたので、そこに寄ったり
骨董品が出ていたのでそこを拝見したりして時間を消化。骨董品の中に、日本がインドネシアを占領していた時代の朝日が出しているニュースペーパーがありました。値段を聞くと5000円(500000ルピア)です、インドネシア用で英語、中国語、日本語、インドネシア語の4カ国語で表記されています。さすがに買えませんでした。それで何か40年製の時計を買いました。なんかオーナーの人がすごく思い入れのあるようで、モンテネグロで2週間かけてある店の人に頼み込んで買った時計だということです。4000円でした。安いかどうかは分かりませんが、僕は気に入ったし、何よりその人の買うまでのプロセスが面白かったので満足です。




それで、兄さんが気を使ってくれてちょっと近くのギャラリーに、何かエドウィン何チャラってギャラリーで展示はなかったんですが、中を見せてもらって作品を何個か見ました。面白いなと思ったのはジョグジャの女性のアーティストのペインティングでどことなく工藤麻紀子さんを感じる要素があって、何でこの国でこの絵が生まれたのかポジティブな想像で考えると面白いなと思いました。ただ何でしょうね、日本で見ると分からないんですが、コマーシャルギャラリーのペインティングってその国ごとのマーケット状況がありありと出ている気がして、どこか見てて気恥ずかしい気分になることがあります。だけど、個展じゃないんで、何とも言えませんがね。




はいそれで展示場所に戻ったら、ギャラリーの人がいろいろと僕に人を紹介してくれます。その中で日本人で僕と同じ「けんじ」という名前だという理由で紹介してくれた人がいました。山田さんという方です。山田さんは50歳になるまで日本の会社で働いて、その後ここジャカルタに来た方で、その人生の成り行きも大変興味深かったんですが、彼が教えてくれた、インドネシアの話しがとても勉強になりました。彼は今、ジョグジャカルタの伝統的な染色、織物技法を広げていくために日本の織物の文化と組み合わせて紹介していますが、そもそもジャワ文化と日本文化にはやはり共通点がるとのことで、そのことをいろいろ詳しく教えてくれました。えっ?何でその詳しいこと書かないかって?それは個人的に聞いて、でも山田さんの話しでようやく分かりました、やっぱジャワ文化に日本文化は影響を受けているらしい。


そんなわけで、久しぶりにオープニングでいろんな人と話して、僕もハッピーでした。
ライブが行われ、なんですかね、ギャラリーのオープニングでライブがあることがけっこうあるんですが、それってインドネシアスタイルなん?って思います。
あと、なんか展示に参加している女性のアーティストに会いましたが、すっごいパワフル、あー面倒くさくね?みたいな感じでスパーってタバコ吸います。それで弁護士のイケメン友達と仲睦まじく喋る、そっかアーティストってこんな感じだよなって、俺は俺の生き方、あたいはあたいの生き方、みたいな感じだよなって、よく分からないけど人ごとのように感心しました。



それでそのあと、WoWok兄さんの友達と飲みに行って、女性のシンガーソングライターに会いまして、「あたしは悲しいことがあると歌がかけるんだ」って、何ですかね、はっきりいって僕は落ち込んでたら何もしたくありません、だけどやっぱ表現するときめたら、そら、カラオケの中だってそうですが躊躇してもしょうがないでしょ、ってことを感じました。学校で手あげたら、とりあえず間違ってていてもぶっかませ、ってことです。

とにもかくにも、今日はいろいろな人に会って話しを聞き、とても興味深かったです。
特に女性のアーティスト達の生き様は、僕が男であるから尚更、強くしなやかなたくましさを感じました。
で、今日でジャカルタは最後ですが、あんまり見ていないんですが、本当に渋滞だらけでどうやったら、端から端に行けるのかまったく分かりません。たぶんあんまここの人って移動しないんじゃない?って思うくらい。だからぜんぜん見た気にならないし、めちゃくちゃ大きな町なんだなって感じました。はい100点、って、ほんとに幼稚な感想で申し訳ない。でもそういうことってあるよね〜


ではでは地球の皆さん、おやすみなさい。



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